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海外留学中にホームシックになったお子さまをどう支えるか:親御さん向けガイド

更新日:2月25日

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海外留学先でホームシックを感じるのは、特に初めて家族や友人から離れて生活する学生にとってよくあることです。これは留学にともなう自然な適応過程ですが、学生本人にも親御さんにも精神的につらい時期になることがあります。遠くからお子さまのホームシックを見守る親としては、どうしても無力感を覚えがちですが、実はさまざまなサポート方法があります。World Campusでは、日本人学生が海外留学の際に直面しやすい課題を深く理解し、感情面と実務面の両面で支援をご提供しています。ここでは、お子さまのホームシックを和らげるために保護者ができること、そして私たちがどのようにお手伝いできるかをご紹介します。


  1. オープンなコミュニケーションを促す


お子さまのホームシックをサポートする第一歩は、安心して連絡できる環境を整えることです。いつでも話を聞いてあげる姿勢を示し、「必要なときにはすぐ連絡して大丈夫」と伝えましょう。

  • 定期的な連絡: ビデオ通話やメール、テキストメッセージなどでこまめにやり取りをすることで、お子さまが孤独を感じにくくなり、常にサポートを得られると感じられます。

  • 相手の気持ちに寄り添う聞き方: ホームシックのつらさを話すときは、しっかり共感し、「それは自然な気持ちなんだよ」と伝えてあげてください。本人の感情を否定せずに受け止めることが大切です。


World Campusでは、海外大学やボーディングスクールへの留学など、さまざまな留学プランに対応しています。留学後も学生に寄り添い、ホームシックの相談に乗るほか、保護者の方へは遠隔でお子さまと連絡をとる際のコツを具体的にご案内しています。


2. 規則正しい生活スタイルを築く


ホームシックを和らげる方法として、海外生活の中でも自分に合ったルーティンを確立することが挙げられます。日々のスケジュールにメリハリをつけることで、精神的な安定感を得やすく、新しい環境にも馴染みやすくなります。

  • クラブ・サークル活動の推奨: スポーツチームや文化系のサークル、興味のある分野の活動に参加することで、新たなコミュニティが生まれ、留学生活に充実感が増します。熱中できる活動に取り組むと、ホームシックを感じる時間も自然に減少します。

  • 親しみのある習慣の継続: たとえば、就寝前の読書や毎朝のストレッチ、週末のリラックスタイムなど、日本で行っていた習慣をなるべく継続することで、遠く離れていても落ち着きを保ちやすくなります。


World Campusでは、海外大学やボーディングスクールに通う学生が現地コミュニティに積極的に参加できるよう、課外活動や文化的イベントへの参加方法をアドバイスしています。これにより、学生が自信を持って新しい環境に溶け込み、ホームシックを感じにくい留学生活を送れるようサポートしています。


3. 前向きな声かけと、気持ちを受け止めることの両立


ポジティブな言葉が大切なのはもちろんですが、ホームシックは誰にでも起こりうる自然な感情であることを認めることも同様に重要です。「気にしないで」「慣れれば大丈夫」と一方的に言うだけでは、お子さまが理解してもらえないと感じ、かえって不安が増す場合があります。代わりに、「落ち込むのは当たり前だよ」と安心させてあげましょう。

  • 当たり前の経験だと伝える: 親自身の留学や出張などの体験談を共有することで、お子さまが「自分だけじゃないんだ」と感じやすくなります。ホームシックに陥るのは自然なことで、新しい環境に慣れてくると徐々に落ち着くと伝えてあげましょう。

  • 前向きな励まし: お子さまが体験している新しい文化や学びの機会を強調して、「こんなに貴重な経験ができるんだよ」と未来を楽しみにできるよう導きましょう。たとえば「新しい友だちを1人作る」「新しいスキルを習得する」といった小さな目標を立て、一つひとつ達成するごとにお祝いするのも良い方法です。


World Campusでは、学生が海外留学やボーディングスクール生活に慣れるまでの間、不安を和らげるための継続的なサポートを行っています。新しい文化への適応など具体的な壁を一緒に分析し、それぞれの学生に合わせたアドバイスを提供します。「自分は一人じゃない」という安心感を与えることで、ホームシックの感情と上手に付き合えるようサポートしています。


4. ホームの温もりを届ける


慣れない海外生活でホームシックを感じるとき、母国の雰囲気を思い出させるちょっとしたアイテムは大きな心の支えになります。お気に入りのスナックやお守り代わりのグッズ、応援メッセージを添えた手紙などが、その土地でも「家族の愛」を感じられるきっかけになります。

  • 心がほぐれるケアパッケージ: 写真や地元の特産品など、お子さまが「懐かしい」と思えるものを詰め合わせたケアパッケージを送りましょう。つらいときにそれを開けることで、安心感を得られます。

  • 大切な思い出の共有: 家族写真や小物など、ほんの些細なものでも「家族とのつながり」を感じられ、異国での生活を乗り越える力になります。


World Campusでは、ボーディングスクールや海外大学に留学中の学生へのケアパッケージ送付をサポートしています。また、学校関係者との連携により、現地で必要なサポートが行き届くよう調整。さらに、バーチャルでの「家族ミーティング」開催など、家族の思いを直接届ける取り組みを行うことで、学生がホームシックを感じたときにも心強いフォロー体制を整えています。


5. 新しいコミュニティでの交流と友人作りを後押しする


ホームシックを乗り越えるうえで最も効果的なのは、人とのつながりを感じられる環境づくりです。新しい学校やコミュニティで友人を作り、交流の幅を広げることで、留学生活に活力が生まれます。

  • 友だちづくりのきっかけ: サークルや課外活動、共通の趣味を通じて仲間を見つけるように促しましょう。同じ興味を持つ人たちと交流することで、自分らしく過ごせる居場所が見つかりやすくなります。

  • 学校の支援サービスの利用: ホームシックが深刻な場合は、スクールカウンセラーや学生サポートセンターに相談するよう提案しましょう。多くの留学先の学校には、留学生の悩みに特化したサポート体制が整っています。


World Campusでは、留学生同士や現地の学生と交流できるプログラムやイベント情報を提供し、友だちづくりをサポートしています。また、学校のカウンセラーやスタッフと連携して、お子さまが安心して学べるよう必要な情報とサポートを調整。もしホームシックが強くなった場合には、保護者の方と協力しながら追加のサポートを手配できるよう万全の体制を整えています。


6. 長期的な視点を忘れない


留学生活の中でホームシックを感じても、その先にある大きな目標を再確認することで前向きになれます。お子さまが最初に留学を選んだ理由を思い出させることで、留学経験の価値を再認識させましょう。

  • 今しかできない体験にフォーカス: 新しい国や文化を学ぶことや、語学力を高めること、海外旅行を通じて広い視野を身につけることなど、留学ならではの魅力に目を向けさせましょう。

  • 目標と将来の展望を再度話し合う: 留学中に得られる知識や人脈が、将来のキャリア形成や国際感覚の習得につながることを具体的に伝え、短期的な不安や寂しさを乗り越える力に変えていきましょう。


World Campusでは、お子さまが留学を通じて何を得たいのか、どのような将来を描いているのかを保護者の方と共有しながらサポートしています。留学中の学習計画や目標を定期的に見直し、親御さんと協力して、学生がポジティブなマインドを保てるよう励ましとアドバイスを提供しています。

 
 
 

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